みなさん突然ですがキノコ食べてますか?
シンガポールのスーパーでは日本と比べると多くのキノコは置いていないですが、ドンドンドンキがシンガポールに来てからシンガポールで取り扱うキノコの種類が増えたようにも感じます。
さて、今日はそんなキノコを食べることによって得られる効果をご紹介したいと思います。今日明日の献立が決まっていない方、是非キノコを手に取ってみてください。
キノコは野菜ではない?

スーパーでキノコを買う際、いつも野菜と一緒に陳列されていることが多いですがキノコは野菜ではありません。聞いたことある方が多いかもしれませんが、キノコは菌類。分類学上はカビに近いとされているのです。
そして日本にはなんと5,000種類ほどのキノコの種類が存在しているといわれています。そのうち100~300種類ほどが食用、200種類ほどが毒を含むキノコ、そしてその他が食べれなくはないが食べないキノコもしくは未発見のキノコと言われています。

毒キノコの見分け方は実ははっきりと行うことができないため、間違っても山に出かけて生えているキノコを食べないように。
キノコに含まれる栄養素

キノコには様々な栄養素が含まれています。もちろん種類によって含まれる栄養素の種類や量がかわってくるので今日はシンガポールでも手に入りやすいキノコ類の紹介をしたいと思います。
シイタケ

シイタケにはうまみ成分の一つであるグルタミン酸が多く含まれています。出汁も多く取れるので干しシイタケを使って出汁を取る方も多いですよね。
他にもシイタケといえばキノコ類の中でも多くの食物繊維が含まれています。排便を促進してくれるので腸にとって非常にうれしいもの。
またシイタケは天日干しするとビタミンDといった栄養価が高くなるのでバルコニーで干しておくのもいいかも(雨に注意)。
ブナシメジ

筆者もよくシンガポールのスーパーで購入しているブナシメジ。オールマイティーにいろいろな料理に使えるのでいいですよね。そんなブナシメジは低カロリーでダイエットをしている方にもおすすめ。
ブナシメジにはシイタケよりも少しビタミンDの含有量が多くカルシウムの吸収を助けてくれます。
またチロシナーゼ阻害物質という栄養成分も入っていて、これはシミの原因であるメラニン色素の生成を抑えてくれます。美肌効果にも期待できるということですね。

ちなみにスーパーでは茶色いブナシメジと白いブナシメジが並んでいますよね。白いブナシメジはホクト社の品質改良商品で「ブナピー」と呼ばれ、プリンとした触感、そして通常のシメジよりも甘味を感じることができます。
エリンギ

海外ではKing Oysterという名前で販売されています。エリンギはキノコに入っている栄養素が満遍なく含まれているということでオールマイティーに栄養を摂ることができます。
そしてエリンギにはビタミンB2が多く含まれています。ビタミンB2は皮膚や爪、髪の毛などの細胞の再生に役立つもの。発育のビタミンとも呼ばれていて発育促進には欠かせません。
エリンギは軸が大きいものがおいしいとされています。分厚目に切って触感を楽しみながら食べるのがおすすめ!
舞茸

舞茸も触感が良くておいしいですよね。シメジなどに比べて食べる機会は少ないかもしれませんが舞茸も多くの栄養素を含んでいます。
中でも舞茸にはビタミンDが豊富に含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進したり骨の成長を促したりしてくれる栄養素。それが舞茸には他のキノコよりもかなり多く含まれています。ちなみにきくらげも多いです。
なめこ

最後はなめこを紹介します。ネバネバ系が嫌いな方からは敬遠されがちななめこですがとても美味しいしはり栄養たっぷり。
あのネバネバの正体はペクチンと呼ばれるもの。コレステロールや糖類の吸収を抑えてくれるためコレステロール値や血糖値が気になる方にはおススメ。また腸内のビフィズス菌を増やしてくれる効果も発見されているため腸活にもってこい。
またなめこにはナイアシンというアルコールを分解してくれる栄養素が豊富に含まれているので二日酔いや飲みすぎたときにおススメ。なめこが入った小鉢料理をお供に飲むのがよさそうです。
うつ病のリスクを下げる?

他にもきのこにはうつ病のリスクを下げる効果も持っているとか。ペンシルベニア州立大学の研究チームの研究によると、普段からキノコをよく食べている人はそうでない人に比べてうつ発症率が低かったそう。キノコに含まれているエルゴチオネインという栄養素がこのうつ発症やアルツハイマーといったリスクを下げてくれるようです。
キノコを取り入れた生活を

このようにキノコには多くの栄養素が含まれていて、食物繊維が多く含まれているものもあるので腸活にもぴったり。しかも価格も安いのが嬉しいポイント。
是非毎日の献立にキノコを入れる頻度を増やしてみてはどうでしょうか?