寒いところが嫌いな私からすると、シンガポールの1年を通した熱帯気候は非常に自分の肌に合うなーとつくづく感じます。熱い中外で飲むビールはやっぱり最高ですよね!
ただそれと同時に肌に受けているのが大量の紫外線。
ご存じの方も多いかもしれませんがシンガポールの紫外線の量は世界トップクラス。今日はそんな紫外線によって頭皮が受けるダメージ、そして予防・アフターケアの方法について紹介したいと思います。
シンガポールの紫外線量

紫外線の量を図る指標はいくつかあるのですが、その中にUV Index(紫外線指数)というものがあります。これは1から13までの数字で紫外線の強さを表す指標。以下が目安となっています。
1-2 Low(低い)
3-5 Moderate(標準)
6-7 High(高い)
8-10 Very High(とても高い)
11以上 Extreme(極度に高い)
シンガポールでは雨季に入る今の時期、紫外線量は他の月に比べて低いのですが本記事執筆時に確認した当日のUV Indexは。。。

お昼の13時頃にExtremeの11というスコアをたたき出しています。そして10時から16時前ごろまでずっと6以上の「高い」紫外線指数となっていました。
ちなみに以下がシンガポールの1年を通した紫外線指数。

見てわかる通り、2-4月、そして9月は平均して「Very High」な紫外線量となっています。これはあくまで月の平均なので一日の間に「Extreme」になる時間帯も多く存在します。
頭皮が日焼けすると。。。

ではこのような強い日差しを頭皮が受けてしまうとどういった影響が出るのでしょうか。
やけど
紫外線を浴び続けるとやけどに近い症状を引き起こします。ひりひりして痛くなったり、時間がたつと痒みがでてきたりします。そして頭皮を爪でかいてしまうと炎症部分がさらにひどくなったり、色素沈着する可能性も。
白髪
もちろんすぐにということはありませんが、紫外線を浴び続けると白髪が生えてくる可能性がかなり高くなります。髪の毛が茶色かったり黒かったりするのはメラニン色素のおかげ。ですが紫外線を浴びるとメラニン色素を生成するメラノサイトにダメージを与えるとされているのです。メラノサイトがダメージを受けるとメラニン色素が作られなくなり、髪が白くなっていくのです。
カラーの色落ち
髪にカラーを入れるためには、髪の表面のキューティクルを開いて髪の中に色を染み込ませていきます。紫外線はキューティクルも破壊し、髪からカラーを流出させる力があるのです。せっかく綺麗にサロンでカラーしてもらっても紫外線対策をしていないとすぐに色が落ちてしまいます。
紫外線予防方法

ではどのように紫外線を防いでいけばいいのか。いくつか方法を紹介していきたいと思います。
日傘、帽子
シンガポールのローカルの方でも晴れている日に傘をさしている方をよく見かけます。あれはおそらく暑さ対策ですが。。UVカットの日傘を使うと頭皮そして顔などに降り注ぐ紫外線をブロックすることができます。さらに帽子もあるとかなり紫外線を防ぐことができます。帽子は蒸れにくく通気性がいいものがおすすめ。
髪用の日焼け止めスプレー
髪用の日焼け止めがあるのはご存じですか?お出かけする前にさっとスプレーをして髪にもしっかり日焼け対策を行ってあげましょう。スーパーや薬局でも販売していますので、見かけたら一度試してみて下さい。紫外線対策は毎日の予防が必要です。
頭皮のケア方法

お子様と外で長時間遊んだり、ビーチに行ったり、、今日はちょっと長時間紫外線を浴びてしまったなと感じたときはしっかりケアしていきましょう。以下が行っていきたいケア方法。
頭皮を冷やす
知らない間に頭皮は炎症を起こしている可能性があります。その場合は保冷剤などをタオルで巻き頭皮に当ててください。そうすると炎症が早く引きます。
シャンプーは優しく
敏感になっている頭皮は優しく洗ってあげてください。ガシガシ洗ってしまうと日焼けした頭皮を傷つけてしまうので禁物です。またできれば頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーを使ってみてください。アミノ酸系シャンプーは肌への刺激が少なくおすすめです。
保湿もしっかり
日焼け後の頭皮は乾燥しています。そのため化粧水やローションを使って頭皮も保湿してあげてください。頭皮用の化粧水やローションもありますが、日常的に顔に使っているものがあればそれを使用しても問題ありません。
ドライヤーは冷風で
髪をドライヤーを使って乾かす際は、冷風も使ってあげましょう。熱風よりも時間はかかってしまいますが、頭皮にストレスをかけず髪を乾かすことができます。
シンガポールの日差しとうまく付き合おう

紫外線はもちろん頭皮にとってあまりいいものではないのですが悪いところばかりではありません。
太陽の光を浴びるとガン、アレルギーの抑制、体内リズムを整える、また幸せを感じさせてくれるホルモンを分泌する効果などがあります。
せっかくの南国ライフ、紫外線とうまく付き合って楽しんでいきましょう!