一家に一つはあるといっても過言ではないワセリン。
あると確かに使うのですが、意外に多くて使いきれないという方も多いんじゃないでしょうか。私はリップクリーム代わりに使用することが多いのですが、いつになったらなくなるんだ、という感じです。
今日はそんなワセリンの意外な利用法について紹介したいと思います。
そもそもワセリンとは?

他の利用方法をご紹介する前に、そもそもワセリンって何なのかを少し紹介したいと思います。

まずワセリンの原料は石油。みなさん知らなかった方も多いんじゃないでしょうか?石油から生成されたというと肌に良くなさそうなイメージですが、天然成分の石油を高純度に精製しているので肌に問題はありません。
また、ワセリンといってもどれくらい石油から不純物を取り除くかでいくつかのタイプに分かれます。もちろん不純物を高純度で取ればとるほど値段は高くなります。
では価格が低いものから紹介していきます。
黄色ワセリン

まず一番安価なのが黄色ワセリン。おそらく皆さんが使用されているワセリンはほとんどこちらじゃないでしょうか?私も普段からこのワセリンを利用しています。
純度は一番低く、価格も安く手に入りやすいのですが、アトピー性皮膚炎の方や赤ちゃん、肌が弱い方ですとかぶれる場合やアレルギー反応を起こす可能性もあります。
ちなみにユニリーバ社の「ヴァセリン」は商品名です。
白色ワセリン

黄色ワセリンの次に純度が高いのが白色ワセリン。色も黄色ワセリンより不純物を取り除いているので白色をしています。
こちらも料金は割安なものが多く手の届きやすい価格帯のものが多いです。医療機関なんかでも使われていることが多いようですね。
プロペト

白色ワセリンの純度をさらに高めたものがプロペト。敏感肌の方や赤ちゃん、高齢者の方まで安心してご利用いただけます。医薬品として販売されています。
この辺から少し料金が上がってきますね。
サンホワイト

さらにさらに、プロペトよりも不純物を取り除いたのがサンホワイト。普通の方が普通に保湿のために使うのであればここまでは不要ですが、肌が敏感な方であればこちらをチェックしてみてもいいかもしれません。
ですがこのサンホワイトは通常の薬局などでは取り扱いがないところが多いです。調剤薬局などで置いているところがあるようなので身近な場所でどこにあるかまずチェックした方がよさそうです。
ワセリンの一般的な使い方
一般的にワセリンを使っている方、また買おうと思っている方は以下のような使用方法を考えているのではないでしょうか。
1.ハンドクリームとして

特に日本では秋から冬の間に肌の乾燥がひどくなる方が多いですよね。ワセリンは安価で大量に入っていて気軽に保湿できるので非常に重宝できます。
2.リップクリームとして

私も冬場はリップとしてワセリンを利用していましたが、一般的にもリップとして使用される方が多いようです。
またワセリンを唇に塗ってサランラップで保湿すれば保湿効果がさらにアップ!お風呂上りにするのがおすすめです。
3.乾燥肌ケア

肘やひざなど、乾燥して白っぽくなることってありますよね。そんなときにワセリンを少量指にとりささっと塗ってあげるだけで潤い感アップ。
他にもいろんな使い方がありますが主な使われ方はこんな感じでしょうか。
ワセリンの便利な活用方法!
では今度は本来の使い方ではないものの、是非試していただきたい活用方法を紹介します!
1.香水の香りを長持ち

いつもの香水を振る前に、ワセリンを肌に塗ってみてください。香水を振る前にワセリンを塗ることによって乾燥から香水の香りが飛ぶのを防いでくれ、香りが長持ちしやすくなります。
またワセリンと香水を混ぜて練り香水みたいにして使う方もいらっしゃいますね。
2.革製品のお手入れ

革製品を長持ちさせるためにワセリンを使うのもOK。まずは革製品に付着しているほこりをブラシや乾いた布で拭き取り、少量のワセリンを革製品に塗布していきます。あくまで塗りすぎず薄く塗るのがポイント。
革製品には適度な水分と油分が必要なのでワセリンは効果的です。
3.眉毛のメイクに

少量のワセリンを眉毛に付け、スクリューブラシでブラッシングするだけ。しっかりと眉毛の流れを整えてくれ、かつ少量だけつけるのでべたべたすることもありません。
最近は太眉が流行しているのでしっかりと眉毛を整えられるのはいいですね。
4.花粉の侵入をブロック

今花粉で苦しんでいる方が日本では多いと思います。私も毎年今くらいの時期になると鼻を真っ赤にし四六時中目を搔いていた記憶があります。
そんな方に朗報。目や鼻の周りにワセリンを少量塗ることで、目や鼻に花粉が侵入する前にワセリンに付着してくれる効果が期待できるのです。花粉で苦しんでる方は少し試してみてはいかがでしょうか?
まとめ

たかがワセリン、されどワセリンということで、ワセリンには保湿だけでなく他にも様々な利用方法があるのを今回ご紹介しました。
家で眠っているワセリン、なかなか減っていかないワセリンがあれば是非使ってみてください!