洗い流さないトリートメント、どう使う?

みなさん「洗い流さないトリートメント」は普段使用されていますか?「アウトバストリートメント」とも言いますね。

ほとんどの方が、いつも使用しているヘアケアプロダクトはシャンプーとコンディショナーもしくはトリートメントだけなのではないでしょうか?今回は洗い流さないトリートメントとはどういったものなのか、そして正しい使い方を今回ご紹介できればと思います。

洗い流さないトリートメントとは

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まずお風呂で使用する通常の洗い流すトリートメントは、以前の記事でもご紹介した通り、髪の内部に浸透し髪の補修を行っていくものです。お湯でそのあとしっかり流すことで効果を発揮します。

対して洗い流さないトリートメントは髪の内部の補修もしつつ、乾燥や紫外線といった外部の刺激からも守ってくれるもの。その他にもドライヤーの熱から髪を守ってくれたり、セットの仕上げにも使うことができる万能なヘアケアプロダクトとなっています。

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でも普段コンディショナーやトリートメントもしてるしさらにお金をかけて洗い流さないトリートメントを買うのももったいない、というか量が少ないのに高い!と思っている方もいるんじゃないでしょうか。

では洗い流さないトリートメントを使う効果、そしてどんなタイプがあるのかなど見ていきましょう。

洗い流さないトリートメントの効果

洗い流さないトリートメントには様々な効果があります。以下が特徴的な効果。

熱から髪を守ってくれる

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お風呂上りはしっかりドライヤーされていますか?(してないなんて言わないで。。。)

そんなドライヤー、大体何度くらいの熱さかご存じでしょうか。一般的なドライヤーは大体100-120度くらい。ですがそんな高い温度の熱風を髪に当て続けるのは髪にとってダメージとなります。髪が普段からパサついてしまっているのはドライヤーによる熱が原因、ということもよくあります。

そこで洗い流さないトリートメントの登場。ドライヤー前に髪に塗布すると髪を熱から守ってくれてるのです。また熱を利用して毛髪に浸透する補修成分が入っているものも存在ます。

コテを使用するときも、直前に洗い流さないトリートメントを使うのがおすすめ。洗い流さないトリートメントを使ってからだと安心して熱を与えてあげることができます。

パサつきの軽減

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髪の毛は水分を含むと髪の表面を覆っているキューティクルが開きます。ヘアサロンでトリートメントをする際にスチーマーを使っているのも、髪のキューティクルを開き髪の内部に成分が入りやすくしているためです。

髪の毛が濡れた状態でドライヤーをすると開いたキューティクル同士が絡まり、キューティクルがはがれてしまいます。そしてそれが原因で髪の毛の内部の水分が抜けてしまい、パサついたり艶がなくなったりします。

洗い流さないトリートメントを髪に塗布することで開いたキューティクルの広がりが抑えられ、絡まりにくくなります。

スタイリング剤としても使用可能

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コテを使用する前に洗い流さないトリートメントを使用すると、少しウェットな質感になりサロンでセットしてもらったような仕上がりになります。もちろん上でも紹介した通りコテの熱からのダメージも受けづらくなります。

あとはヘアワックスに混ぜて使用すると、洗い流さないトリートメントによる自然な艶感が出ます。

どんな種類があるの?

洗い流さないトリートメントにはざっくり分けてオイルタイプ、クリームタイプ、ミルクタイプが存在します。

オイルタイプ

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油分が多いオイルタイプのトリートメントは少し重みがあり、まとまった仕上がりになります。また髪の表面をしっかり油分がコーティングするので艶が出るといった効果も。髪が乾燥気味の方におススメのタイプです。

クリームタイプ

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クリームタイプは毛髪の補修効果がある成分を配合しているものが多く、カラーやパーマなどでダメージが蓄積した髪におすすめ。硬い毛の方に向いているのがこのタイプです。

ミルクタイプ

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ミルクタイプは上記のものよりも水分を多く含んでいて、ライトな使用感でさらっとした質感を楽しむことができます。カラーやパーマなどはしていなかったり髪が細い方に向いていて、自然なツヤとうるおいを持った髪に仕上がります。

正しい使用方法

では最後にみなさんに効果的に洗い流さないトリートメントを使っていただけるように正しい使い方をご紹介します。

1.シャワー後しっかりタオルドライ

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シャワーを浴びた後のタオルドライが非常に重要。髪に水分がたくさん残ったままトリートメントを付けても効果が薄れてしまうだけ。また逆にガシガシと力を入れてタオルドライするのも髪のキューティクルをはがす恐れがあるので注意しましょう。

ポイントは髪をタオルで挟み優しく水分をふき取っていくこと。

2. 適正量を手に出す

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注意しないといけないのは適量を付ける事。量が少ないのも良くないですが、付けすぎないのもよくありません。大体目安は500円玉コインほどの大きさ。まずしっかりと手の上で広げてから髪に付けていきます。

3. 髪になじませる

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ダメージが多い毛先から髪の中間までをムラなく塗っていきます。その際頭皮にトリートメントを付けないよう気を付けながら塗布してください。

4. ドライヤーで乾かす

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この状態だとまだ頭皮や髪には余分な水分が多く含んでいます。ドライヤーでしっかり髪を乾かしましょう。この時ドライヤーと髪との距離は10cmほど開けてブロウしてください。

是非使ってみて!

まだ洗い流さないトリートメントを使ったことがない方・最近使ってない方は是非使ってみてください。特にシンガポールは紫外線が強く、髪へのダメージも受けやすいです。洗い流さないトリートメントの中にはUVケア成分配合のものもあるのでそういったものを選ぶのもアリかも。

The Reve
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