徐々にコロナの規制が緩和されてきている昨今。シンガポールの観光地を歩いていると日本人観光客の方もカメラ片手に歩かれているのを見かけるようになってきました。
そんな今、改めてシンガポールのおすすめのホテルはどこなのか。2022年最新版のおすすめホテルをご紹介したいと思います。
日本から観光に来る方は旅行の参考に、またシンガポール在住の方はステイケーションの参考に是非ご活用ください。
またホテル紹介はエリアに分けてご紹介します。
マリーナベイエリア

まずはシンガポールで一番美しい景色が見えるマリーナベイ(マリーナ湾)エリアにあるホテルをご紹介。高層ビルが並ぶ金融街、シンガポールのアイコンであるマーライオンが位置するマリーナ湾エリアにあるホテルは他エリアと比較して値段が高いのが特徴。しかしその分ホテルのランクはハイクラスの場所ばかりで、ラグジュアリーなホテルを体験することができます。
Marina Bay Sands

シンガポールのホテルといえば?でお馴染みのMarina Bay Sands。ここを外すわけにはいきません。マーライオン公園のちょうど正面に位置するこのホテルは世界中の観光客を魅了してやみません。
やはり宿泊者の一番の目的は高さ200mの場所にあるインフィニティプールといっても過言ではありません。

世界でもトップクラスに入る高さにあるインフィニティプールからは美しいマリーナ湾の景色を望むことができ、それは贅沢という言葉では形容できないほど。宿泊者しか入ることができないためシンガポールに初めて来たという方は是非宿泊してほしいところ。
それでも宿泊費が他ホテルに比べ高額なのがネック。一泊7-8万前後する日が多いので気軽には宿泊できません。そんな場合は前の1,2泊は別の廉価なホテルに宿泊し、最終日にMarina Bay Sandsに宿泊するのがおすすめ。
The Fullerton Hotel

1928年から現存する荘厳な建物を利用しているホテルがこちらのThe Fullerton Hotel。戦前から存在するこのホテルは元々は郵便局や政府機関が入っていた建物でした。それが2001年に今のホテルとして生まれ変わり、多くのVIPなどからも愛されています。
前述のMarina Bay Sandsのちょうど対岸にあり、金融街の足元に位置します。マーライオンの真後ろ、という言い方もできますね。

もともとホテル用として作られた建物ではないので、部屋の形やサイズが同じカテゴリー内でも少し変わってくるのが面白いポイント。またマリーナ湾側のお部屋に宿泊すると、バルコニーから正面のMarina Bay Sandsがどーんと見えるというボーナスポイントも。
ホテルロビーには美しい階段があり、つい先日新作の韓国ドラマ「リトルシスターズ」の撮影が行われていました。気になる方はそちらのドラマもチェックしてみて下さい。

The Ritz-Carlton, Millenia Singapore

マリーナベイエリアのホテルからもう一軒。世界的ホテルチェーン・リッツカールトンのThe Ritz-Carlton, Millenia Singapore。サービスや朝食のクオリティなどは説明不要。

こちらもマリーナ湾側のお部屋に宿泊すれば四六時中Marina Bay Sandsそしてマリーナ湾を望みながらホテルステイをエンジョイできます。
またThe Ritz-Carlton, Millenia Singaporeは一番価格が安いお部屋でも51平米の広さがあるのもうれしいポイント。Marina Bay Sandsの一番下のカテゴリーだと30平米なのに比べるとかなり部屋が大きいのがわかります。
そしてThe Ritz-Carlton, Millenia Singaporeといえばこちらのバスルーム。

世界で一番セクシーなバスルームとも称される通り、バスルームからは最高の景色が広がります。ちなみに窓の形が八角形なのは中華系のラッキーナンバーである「8」に起因します。そのほかにもホテル内にはアンディ・ウォーホール、デール・チフーリといったアーティストのアートが多数。是非そちらも見てみてください。
シティーホールエリア

シンガポールはもともとイギリスの植民地だったことはご存じですか?1819年に当時は何もなかったシンガポールにあの有名な東インド貿易会社で働いていたトーマス・ラッフルズが来て以降、1963年の独立までシンガポールはイギリスの影響を受け続けてきました。
そんなイギリス統治時代の名残が色濃く残るのがシティーホールエリア。周辺には当時建てられた建物などが残っており、通り名などもイギリスっぽい名前(例 Stamford Road, Victoria Street)を多く見受けることができます。
そんなシティーホールエリアにあるおススメのホテルがこちら。
Raffles Hotel

シンガポールで最も古いホテル。それがRaffles Hotel。なんと1887年創業。建物も見てわかる通りイギリスの影響を受けた美しいデザインの門構え。名前にRaffles(ラッフルズ)と付いていますが、ラッフルズさんが建てたホテルではありません。ですがラッフルズさんに敬意を表してこの名前が付いたといわれています。

こちらとある有名人が宿泊した際に撮影された写真。どなたかわかりますでしょうか?
正解は。。。喜劇王チャップリン(写真左)。横は彼の弟です。
他にも多数の有名人が宿泊していて、中にはマイケルジャクソンや女優のエリザベスタイラーなどが名を連ねます。
そしてRaffles Hotelといえば有名なのがLong Barというバー。

ここはシンガポールスリングというカクテルが誕生した場所。なんとここで飲むシンガポールスリングのお値段は一杯3,000円以上。

何杯も飲める価格ではありませんが、一回はLong Barでシンガポールスリングを飲むのをおすすめします。
Naumi Hotel

つづいて紹介するのがNaumi Hotel。Raffles Hotelの横に位置するホテルでデザイナーホテルとしてよく紹介されます。

部屋の内装もかなり凝っていて、お洒落な内装のホテルに泊まりたい!という方には持って来いのホテル。部屋のサイズはラグジュアリークラスホテルほど広くはありませんがそれでもデザインでかなり楽しめるホテル。立地もかなりいいのがポイント。

またこちらのホテルにはインフィニティープールが。目の前のRaffles Hotelや金融街などを見ながらプールに浸かり、プールサイドでは美味しいお酒を楽しむことができます。
ブギスエリア

シンガポールといっても色んな民族の方で構成されています。ここブギスエリアではもともとイスラム系の方(マレー系や中東系)が多く生活をしており今でもブギスエリアに入ると一気に異国に来た雰囲気を味わうことができます。

上の写真はブギスエリアにあるスルタンモスク。周辺には中東料理のレストランが軒を連ねいつも賑わっています。このエリアでおすすめのホテルがこちら。
Andaz Hotel

まるで蜂の巣のようなデザインが遠くからも目を引くAndaz Hotel。モスクなどがある区画のすぐ横にそびえたつこちらのホテルはブギスエリアの今を映し出していて、昔の雰囲気が残るモスク周辺とは一線を画す存在です。

Andaz Hotelも美しいプールがホテル内にあり、絶景を望むことができます。シンガポールのホテルはプールに凝っているところが多いですね。

そしてホテル屋上にはルーフトップバーが。四方を囲うデザインのため、360度いろんな角度のスカイラインを楽しむことができます。
ホテル真下にはMRT(電車)のBugis駅があり、マリーナベイサンズにも2駅で到着することができます。アクセスも最高のラグジュアリーホテル。
Hotel Boss

安くてきれいなホテルもご紹介。Hote Bossはブギスエリアにある1,000室を超える大きなホテル。日本でいうとAPA Hotelに近いような印象です。開業も割と最近でホテル内も綺麗です。

室内は狭く15平米ほど。一人旅や友人との旅行でホテル代をできるだけ抑えたい!という方にはお勧めです。シンガポールのホテルは比較的料金が高いところが多いのに対し、Hotel Bossは1室1泊1万円前後で宿泊できるのでお財布に優しいホテル。

Hotel Boss2泊+Marina Bay Sands1泊という滞在プランもありかも?
オーチャードエリア

Orchard(オーチャード)は英語で「果樹園」という意味。今のオーチャードを知っている方からすると、果樹園の「か」の字も感じられないと思うかもしれませんが、実はこの辺には昔ナツメグを栽培する果樹園があったのです。

今ではシンガポールを代表するショッピングの聖地。多くのブランドショップが立ち並び、東京の銀座に例えられ事がよくあります。そんなオーチャードエリアのおすすめホテルがこちら。
JEN Singapore Orchardgateway

JENはあの有名なShangri-Laホテルグループの系列ホテル。Shangri-Laホテルよりも価格帯は低く、それでいて遊び心を感じさせるデザインが特徴のホテルです。ちなみにオーチャードエリアにもう一軒JEN Singapore Tanglinというホテルもあるのでご予約の際は注意を(こちらもおすすめです)。

JEN Singapore OrchardgatewayはMRTのSomerset(サマセット)駅直結。ホテル真下にはOrchard Gatewayというショッピングモールがあり、買い物に困ることはありません。とにかくオーチャードのホテルに泊まると買い物の誘惑がセットでついてきます。

そしてホテル屋上プールからはMarina Bay Sandsも遠くに見ることができます。オーチャードという繁華街ど真ん中で入るプールは格別です。
Regent Singapore

オーチャードの繁華街を少し中に入った位置にあるRegent Singapore。都会の喧騒が少なく落ち着いた場所に位置します。
1980年代からある建物で、中はクラシックで非常に高級感あふれます。

Regent Hotelに泊まるなら是非朝食付きで。朝食会場のBasilicoは品数もかなり多くしかもどれも絶品。朝からテンションがあがるホテルステイとなります。

夜はホテル内にあるManhattan Barへ。このバーはアジアで最高のバーを決めるAsia’s 50 Best Barsで1位を獲得したこともある素晴らしいバー(2022年は9位)。うす暗くラグジュアリーな雰囲気が漂うバーですが、そこまで緊張せずカジュアルにお酒を楽しめます(男性はタンクトップやサンダル等は禁止)。
まとめ

以上シンガポールの筆者的おススメホテルでした。他のエリアにもおすすめのホテルがあるのでそれは次回またご紹介できればと思います。